マセラティ
マセラティ 幕張
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タレント・モータージャーナリスト 竹岡 圭さん
Maserati Levante S に試乗!

タレント・モータージャーナリスト 竹岡 圭さんにマセラティ 幕張へお越しいただき、Maserati Levante S( マセラティ レヴァンテ S)に試乗していただきました。


Maserati Levante S の印象
このところ本当にた〜くさんのブランドからSUVやクロスオーバーSUVが登場していますよね。その中でも特に目立つのが、プレミアムブランドのSUV参入です。実はプレミアムクラスのSUVは、1997年のトヨタハリアーがパイオニアと言われていまして、いわゆる輸入車のプレミアムSUVとしては、2000年秋にBMW X5がやってきたのが最初となります。
そしていまや「えっ?! こんなブランドからも?」とビックリしちゃうようなスーパーカーブランドや、ラグジュアリーブランドも参入を始めました。あのベントレーからもベンテイガが、スーパーカーブランドのランボルギーニからもウルスが、という感じで、ビックリするほどのSUV百花繚乱状態なんですよね。そして、そのひとつがマセラティ・レヴァンテなんです。
ここのところのマセラティと言えば、非常にチャレンジング。クワトロポルテを筆頭に、スポーツモデルのグラントゥーリズモが王道なのに対し、ギブリという名前が復活。マセラティにしては破格のプライスタグを下げていたのに驚いたかと思ったら、今度はSUVだって言うんですから…。そしてこのマセラティとしては、久しぶりに戻ってきたギブリをベースにして、レヴァンテは誕生しました。
ちなみに、ギブリとかレヴァンテとかいうネーミングですが、いずれも風の名前だったりします。マセラティは世界の有名な風の名前を車名に取り入れているんですよね。1963年のミストラルに始まり、これまでギブリ、ボーラ、カムシンなんていう名前が採用されています。そしてギブリが「リビアの高地から地中海地方に吹き込む埃を含んだ熱風」なのに対し、レヴァンテは「地中海に吹く東風」なんだそう。
この東風、通常は穏やかな風だそうですが、時として瞬時に強風に変貌することで知られているんだとか。
時にエレガントに、時に逞しく、実にSUVらしさが表現されたネーミングですよね。
だからでしょうか。実際乗ってみても、いい意味で背が高くなったギブリといった印象が強いですね。いわゆるSUVにありがちな、重心高が高くなった分のおっとりとした動きというよりも、ギブリの持つスポーツエレガントな雰囲気そのままで、アイポイントが高くなったという感じです。マセラティらしい上質感のある装いに溢れた空間を、あえてSUVで楽しむというところが、なんとも贅沢な味わいです。
そしてレヴァンテのいちばんの真骨頂はその音色でしょう。マセラティとフェラーリの協力で開発され、フェラーリのマラネッロ工場でマセラティ専用に作られるというエンジンは、スポーツモードに切り替えて高回転まで回すとエキゾーストバルブが開き、ウットリするほどいい音が響き渡るんですよ。特にサウンドが響くトンネルなんかでアクセルを踏み込んだりすると、「酔いしれる〜というのは、まさにこのこと〜」といった恍惚の雰囲気になります。とはいえ、普段使いではスポーツモードだと、ホンの少々のアクセルペダルの踏み込み具合で敏感に呼応してしまうので、普通の道ではノーマルの方が乗りやすかったりもするんですけどね。
この心地よいサウンドとともに、同時にロードノイズが大きめに車内に入ってくるのはタマにキズですが、ZF社製の8ATとの組み合わせも申し分なく、エントリーモデルの350psの方でも十二分。これが同じV6・3Lで430psを発揮する「S」モデルなんて…。語るまでもないでしょう。
ちなみにディーゼルエンジンモデルもラインアップしております。
続いて感動するのが乗り心地。アクティブ・エア・サスペンションが搭載されているので、ノーマルモードではしなやかで快適な空間を愉しむことができます。
スポーティ方向に変化させると、予想以上にスパルタンな感じで「このクラスでいちばん!」という重心の低さと相まって、シャープなスポーツドライビングを愉しむことができちゃいます。
さらに、車高を上げたオフロードモードなんていうのもありますが、このクルマでオフロードに行く勇気なんて、とてもじゃないけど私にはなかったりして…(笑)。まぁ、どんなカタチになっても、マセラティはマセラティだということを、痛感させてくれるモデルということでまとめておきましょう。

タレント・モータージャーナリスト

竹岡 圭

レギュラーMCとして出演している「おぎやはぎの愛車遍歴NO CAR,NO LIFE!」を始めとするテレビ番組や、パーソナリティを務める「Car Life Up To You」のラジオパーソナリティとして活動するほか、雑誌やWEB媒体での執筆、イベントでのトークショー、各種インストラクターなど、カーライフのサポーターとして幅広く活動。

 
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